教育者・新渡戸稲造の映画と著作


教育者・新渡戸稲造の映画と著作


野澤和之監督のドキュメンタリー映画「新渡戸の夢」公開に合わせて、

随筆春秋会員でもある白佐俊憲が、

『遠友夜学校の遺産はどう伝承されたか』の増改版(第2版)

の発刊を鋭意準備中です。


随筆春秋事務局の私、正倉一文も、

主に、書籍の電子化Webページでの公開

国会図書館デジタルコンテンツへの登録などで、

サポート役を買っています。著作の監修発行者という立場です。


新渡戸稲造というのは、旧5千円札の人物です。

日本では、教育者としての側面がよく知られています。

札幌農学校(現北大)の第2期生です。


遠友夜学校というのは、その新渡戸稲造が創設者の夜学です。

札幌市内の豊平川近くに学舎があり、

当時の北大学生らも、無給で、教師役を務めていました。


それが、終戦直前の昭和19年まで、50年間続きました。


現在では、そんな新渡戸の思想を受けつぐ夜間中学が、

同じ市内にあります。校名は「札幌遠友塾自主夜間中学」。

開校は、遠友夜学校閉校以来、46年目の出来事でした。


「新渡戸の夢」は、近々公開予定です。


札幌遠友塾自主夜間中学が映画の大きな柱となっています。

そこに学ぶ逆境の人々と、創設者・工藤慶一さん(74歳)の日常も含めた、

ドキュメンタリー映画です。


現代版の新渡戸の教育精神があぶり出された力作です。


白佐俊憲は、かつて20万部を売り上げた実用書の著者にして元大学教授です。

著作は、そんな白佐の経験に裏打ちされたユニークな編集となっています。


ドキュメンタリー映画『新渡戸の夢』の概要は以下をご覧ください。

【映画「新渡戸の夢」応援チャンネル】

https://youtube.com/@Nitobenoyume?si=oBl3KzHhrj2ndR5b


『遠友夜学校の遺産はどう伝承されたか』増改版(第2版)の広告は以下です。

https://enyu-research-by-iina.amebaownd.com/posts/48312284


2023.10.06

随筆春秋事務局

正倉 一文


遠友夜学校の遺産はどう伝承されたか

※写真は、北海道大学第2農場のモデルバーン(模範的畜舎) 本書は札幌に誕生し終戦近くまで50年間存在した遠友夜学校の歴史と、閉校後の精神の伝承過程を追いかけた年譜。遠友夜学校閉校後の資料の収載に重点を置いている。ガイドブックの役割も果たす。

0コメント

  • 1000 / 1000